フリーターから年収1000万円になる方法4
親友が就職して私は焦った。
通常の感覚であれば、就職氷河期という未曾有の買い手市場であったとしても、24、25歳であれば「就職してて当然」という感覚が普通であろう。
ただ私の周辺には就職している友人も少なかった為、その普通の感覚がなかった。
だから、親友が就職したときはとても焦った。
私も「就職してなくては」という思いはあったが、やりたいことも無ければ、得意なこともない。
当然である。
皆が勉強したり頑張っていた伸び盛りの20歳前後に遊び惚けていたのだから…
フリーターから年収1000万円になる方法3
大学卒業後、実家に帰った私はアルバイトを始めた。
この頃は楽しかった。
実家に帰ったことで地元の友人達と再び遊べるようになったからだ。
安い居酒屋で飲んだり家飲みしたり、スケボーしたり。。。
高校からの友人達はユーモアのセンスや人格、ファッションや生き様が格好良く、リスペクトしていたし、そんな彼等とつるんでいることが数少ない誇りであった。
とはいえ、彼等のせいにする訳はないが、私がフリーターを続けていたのも、彼等が同じようにフリーターだったので、安心していたというのも一因かもしれない。類は友を呼ぶとはこのことだろう。
2年ほど数カ所でアルバイトをした頃、ある転機が訪れる。
いつも一緒にいた友人の一人が就職したというのだ。
これに焦った私は遂に就職活動を始めるのであった…
フリーターから年収1000万円になる方法2
地方のFラン大学を卒業した私は実家に戻った。
大学時代は4年間を無為に過ごした。
特に自己研鑽する訳でもなく、友人と深く付き合う訳でもなく、バイトとマージャン、パチスロに明け暮れた。
大学は取り敢えず出席を取る授業にだけ参加してほとんど寝てた。
しかもそれすらサボりまくりで、4年間でなんとか大学を卒業出来たが、四年生ときは単位が足りず毎日大学に行っていたので、就職活動する時間も気概もなかった。
恐らく多くの人が青春を謳歌したり、自己研鑽に励んだり、思い出を作ったりする大切な時間を無駄に過ごした。そんな大学時代であった。
本当に怠惰な生活だった。
平均睡眠時間は10時間くらいだっただろうか?
食事も牛丼やコンビニ弁当、カップラーメンばかり。運動もせずに、たまに一緒懸命になるのは、マージャンやパチスロなど身にならないものばかり。。。
そんな自分が嫌で仕方がなかった。
死んでしまいたいと、よく思っていた。
明日への希望を見出せず、かといってなにかに打ち込む気力もなく…。
人生で一番情けなく無駄な時間はこの大学生活だったように思う。
何かの本で読んだ受け売りだが、
人生とは「努力の結果を享受するのに3年かかる」というようなことが書いてあった。
言い換えると「今現在の自分は3年前から努力により成立してる」とも言える。
例えば、大学生ならば、過去高校3年間の努力によって今の大学に入れてると言えるし、会社でも、3年間突出した結果を出せば、出世するか、一目置かれる存在になるであろう。
大学生活を無駄に過ごした私は、その後の生活を良くする「3年間」の基盤が無かった。
したがって大学卒業後に明るい未来が待ってるはずもなく、
当然のように私はフリーターになった。